プロテインレバレッジ解体新書

食べ過ぎを抑える「プロテインレバレッジ」について解説しています

朝食にホエイプロテインを加えると痩せる

朝食は食べた方がいいという話はよく聞きますよね。でも、よくよく調べてみると根拠のないことが分かってきました。実際に朝食を抜いても肥満にならないし、夕食をしっかり食べていれば問題ないという研究もあります。

 

「朝食をとって1日3食しっかり食べましょう」という触れ込みが出てきたのは25年ほど前からだと言われています。もともと日本人は1日2食でしたし、動物に至っては1食の場合もあります。

 

人間本来の形ではお腹が空いたら食べるのが理想的で、食べたくもないのに朝食をとるのはいかがなものかと思います。ですが、朝食は病気の予防や体重を落とす意味ではとった方がいいです。

 

朝食にホエイタンパク質を含む高タンパク質な食事をすると、そうでない人と比べると倍以上の効果があるという研究があります。被験者は糖尿病患者で、朝食に含まれるタンパク質量の差で体にどんな影響があるかを調べています。

 

1日の摂取カロリーは変わらず、ホエイタンパク質28gを含む42gのタンパク質を含む朝食と、炭水化物が中心でタンパク質は17gから成る朝食を12週間比較しています。

 

結果は、高タンパク質な朝食のグループは12週間で体重が7.6kg減少し、炭水化物中心のグループは3.5kgの減少でした。ホエイタンパク質を含む高タンパク質な朝食はそうでないグループと比べて2倍以上の体重減少がみられています。

 

また、高タンパク質なグループの方が、血糖値を下げるインスリンの分泌量が増えていました。食後の満腹感や空腹感でも高タンパク質な朝食をとったグループの方が優位な値を出しています。高タンパク質な朝食をしたグループは体重がより減少し、糖尿病の症状まで改善されています。

 

ホエイタンパク質は牛乳やヨーグルトなど乳製品に含まれますが、全体の20%ぐらいしか含まれていません。効率よく摂取したいならホエイプロテインをお勧めします。水や牛乳に溶かすだけで簡単にホエイタンパク質が補給できます。

 

体重を落としたいと思うなら、ホエイタンパク質を中心に高タンパク質な朝食を試してみるのもいいかもしれませんね。

 

参考文献

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0955286316306532