プロテインレバレッジ解体新書

食べ過ぎを抑える「プロテインレバレッジ」について解説しています

高タンパク質な食事は睡眠時の代謝を上げる

ダイエットは空腹を我慢したり、つらい運動をしたりと苦しいものですよね。ですが、タンパク質をいっぱい食べれば、ダイエットをより楽にできてしまいます

 

タンパク質の多い食事は食欲を抑えるだけでなく、筋肉量の維持やエネルギーの消費を促進する働きもあります。健康的に痩せようと思うなら、タンパク質は多めに摂取するのが有効です。

 

今回は、タンパク質とエネルギー消費の関係性についての研究を紹介します。高タンパク質な食事と低タンパク質な食事で、代謝がどれだけ変化するかを調べています。

 

筋肉や内臓、体温調節などで消費するカロリーは、1日で消費するカロリーの60~65%と言われています。体重を管理する上で代謝を高く保つことは、非常に重要になってきます

 

高タンパク質な食事は低タンパク質な食事に比べて睡眠時の代謝が高く保たれており、1日のトータルのエネルギー消費量が多くなっていました。また、1日のカロリー収支を比較してみるとタンパク質の摂取量が多くなるにつれて、消費カロリーが摂取カロリーを上回る傾向が高くなることが分かりました。

 

高タンパク質な食事をするだけで、眠っているときのカロリー消費量が増えるのはうれしい限りですね。お肉や魚を積極的に食べて、お腹を満たしてよく眠るだけでもエネルギーを多く消費してくれるなら、高タンパク質食というのは究極の怠けダイエットかもしれません。

 

参考文献

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fendo.2018.00443/full