有酸素運動を計画していると食事量が増える
痩せたいと思ってカロリー制限をしている人は、1日の中で何を食べるのかはある程度決めていると思います。そうでない人でも今日食べる物というのは、事前に予想しながら過ごしているのではないでしょうか。
いざご飯を食べる時間になってから、今日は何食べようかと考え始める人は少ないでしょう。多くの人は食事の時間までに、あらかじめ何をどれだけ食べるかを計画しているはずです。
ですが、この食事の計画は有酸素運動をすると崩れてしまいます。昼食後に有酸素運動するとあらかじめ告知されたグループと、運動をしないグループで昼食の量を比較しました。
そうすると、有酸素運動をしなければいけないグループは、そうでないグループに比べて24%も多くのカロリーを摂取していました。
事前にエネルギーを消費することが分かっているので、その分を補填するかのようにカロリーを多めにとってしまっていました。この研究では有酸素運動をすると決めている場合、その前の食事では余計なカロリーをとってしまうことが分かりました。
体重を落としたい、痩せたいと思って運動している人は、運動前の食事には注意が必要ですね。せっかく運動でカロリーを消費するのに、それまでに予定していた消費カロリー粉を余計に食べてしまっては意味がありません。
カロリー消費が目的で有酸素運動をしようとするのは、なかなか難しいですね。
参考文献
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0195666317319025?via%3Dihub