プロテインレバレッジ解体新書

食べ過ぎを抑える「プロテインレバレッジ」について解説しています

運動後の食欲を抑える方法

運動した後って甘いものが無性に食べたくなることってありませんか?頑張って体を動かしたから少しぐらい食べても大丈夫と思っていると、ダイエットのために運動していても全然痩せません。

 

運動後は体内のエネルギーが減ってしまうので、それを補おうと糖質の多く含まれる甘いお菓子やスイーツを食べたくなるのは仕方がないことです。でも、体重を減らそうとして体を動かしているなら、食べない方がダイエットは進みますよね。

 

また、甘いものだけではなく運動後にラーメンや丼物など炭水化物をガッツリ食べたくなる人も多いと思います。せっかくカロリーを消費したのに、それ以上に食べてしまっては頑張った意味がなくなります。

 

運動後に無性に食べたくなるという人は、プロテインを飲むと食欲が抑えられることが分かりました。運動してすぐにプロテインを飲んだグループは、炭水化物を摂取したグループと比較して、その後の食事量が減ったという研究があります。

 

また、プロテインを飲んだグループの方が食べるスピードが遅くなっていることも分かりました。ゆっくる食べることで満腹中枢が刺激されて、食べる量が減った可能性が考えられます。

 

この研究の面白いところは、プロテインを飲んだグループも炭水化物を摂取したグループも、食事をする前の自分で感じる食欲に関しては差がなかったことです。自分ではあまり感じていないのですが、本能的には食べ過ぎを防いでくれていたのです。

 

この実験のプロテインの摂取目安は、体重1kg当たり0.3gとしています。体重が70kgの方なら21gぐらいなので、普通にプロテイン1杯飲めば十分な量です。食事はプロテインを飲んでから1時間後にとっていました。

 

プロテインの食欲抑制効果は摂取後30分から2時間までは継続できるので、この範囲内で食事をするのが効果的です。運動後に食べ過ぎてしまう人や、甘いものが食べたくなってしまう人は、運動後にプロテインを試すといいかもしれませんね。

 

参考文献

https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00394-016-1344-4