プロテインレバレッジ解体新書

食べ過ぎを抑える「プロテインレバレッジ」について解説しています

高タンパク質な食事がとれないときの対処法

タンパク質が食欲を抑えてくれるといっても、毎食高タンパク質な食事を取れるわけではありませんよね。きっちりと食事管理をしていれば別ですが、たまにはどうしても無理な時だってあります。

 

どうしても高タンパク質な食事ができない人や、体調や時間の問題で朝にガッツリ食べられない人でも、体内のアミノ酸濃度を高く保つ方法が明らかになりました。

 

低タンパク質な食事をしても、その2時間後にホエイプロテインを飲めば、高タンパク質な食事をしたのと同等な効果が発揮できるという研究があります。

 

食事から得られたタンパク質は、体内で分解されてアミノ酸に変わります。食欲を抑えるのには、特定のアミノ酸が関係しているという見解も存在します。体内のアミノ酸濃度を高いレベルに保つことは、食欲を抑えるのに関係があるかもしれません。

 

研究報告によると、タンパク質を10gしか含まれない食事をした2時間後にホエイプロテインを飲んだところ、タンパク質が30g含まれる高タンパク質な食事と血中アミノ酸濃度が変わりませんでした。

 

お肉や魚などのタンパク質を食べると、食後3時間で血液中のアミノ酸濃度が最大になります。吸収が速いことで有名なホエイプロテインは、飲んでから1時間でピークに達します。この吸収の速さを利用して、食事の後に時間を空けてプロテインを飲めば、高タンパク質な食事と同等な効果が得られます。

 

食事にタンパク質が足りていないと感じたら、ホエイプロテインを飲めば問題ありません。その場でプロテインを飲めれば良いのですが、なかなか難しいですよね。だったら食事の2時間後を目安にホエイプロテインを取り入れてみてはどうですか。

 

参考文献

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0271531717306474